俺の名前はヤスオ。友達からはヤスと呼ばれている。
ヤスオ「あ~あ、今日もまた学校か」
ヤスオは授業を受ける為に通学路を歩いていた
ヤスオ「一刻も早く夏休みになってほしいぜ。そうすれば学校に行かなくても済むのに」
その瞬間、夏休みになった。ヤスオ気づかないうちに願いを叶えてしまう力を与えられたのだ。
ヤスオは喜び、まず家に引きこもった。
ヤスオ「あ~、なんか急に夏休みになったぜ~。なんか知らないけど、とりあえず引きこもるか!」
ゆえ「またお兄ちゃんは部屋でゴロゴロしてる」
ヤスオ「だめなのかよ!」
義妹であるゆえはお兄ちゃんのことがとっても大好き……のはずだったのに…
ゆえ(昔は格好良かったのに……今はただのだらしない兄になってしまった)
ヤスオ「ここのエリア、エンカウント率クソ高ぇ……おい、お茶買ってきてくれ、50円やるから」
ゆえ「分かった……ってこれじゃあお金足りないじゃないの! あと100円ちょうだいよ」
ヤスオ「足りない分はお前が出しといてくれ。じゃあな」
ゆえはヤスオのタマタマを踏み潰しました
ヤスオ「ぐぎやおおおおおおおつこひとおおお!!?」
ゆえ「男に生まれてきたことを後悔することね、お兄ちゃん。一応片方だけ潰したからあと一個は残ってるから」
ヤスオ「てめぇ!子種工場一個百円かよ!死んだ子種で心霊スポットになったらどうしてくれんだ!」
ゆえ「うるせぇ! ゴチャゴチャぬかしてないでアタイの分のジュース買ってこいやクソ兄貴!」
ヤスオはゆえに蹴飛ばされながら家を飛び出しました
そしてヤスオの長い夏の冒険が始まるのである……
ヤスオ「とりあえず潰されたタマタマを治すか」
ヤスオ「となりのおっちゃんには悪いが、タマタマもらうぜ!ドリームキャッチ!!」
おっちゃん「ぐぎゃおおおおおっ!?」
ヤスオは願いを叶える力でおっちゃんからタマタマを奪い取りました
ヤスオ「くくく、これで元通りだぜ」
おっちゃん「ワシのタマタマ返せ!」
ヤスオ「うるせえ、クソボケ! 黙ってくたばってろ!」
しかしおっちゃんは引き下がらないのでヤスオは潰された方のタマタマをあげた。
ヤスオ「やれやれ、仕方ねぇな。これで満足か?」
おっちゃん「お~、ありがたやありがたや。これでワシも頑張って生きられそうじゃ」
ヤスオ「長生きしろよ、クソジジイ」
ヤスオは女湯に向かって歩き始めた
ヤスオ「なんだかこのモヤモヤをどうにかしないとこのビキビキしてるモノが暴発してしまうな」
警察「ちょっと君、立ち止まりなさい」
ヤスオ「え? 僕ですか?」
警察「そうだ。股間に拳銃を隠しているそこの君だ」
ヤスオは警察官に止められてしまった
ヤスオ「ぼ、僕は何も怪しくなんかありませんよ」
あつし「これで他の誰かが助かったんだ、良かった良かった」
安心したあつしは隣にあった赤い自転車を盗む事にしました
??「待てこら」
あつし『ヤスオ?!ヤスオじゃないか!』
そこにはホームレスのヤスオが立っていました
ヤスオ「ひさしだな、お前が俺の自転車を盗んで以来だ」
あつし「そんなの知らないよ、勘違いじゃないのかハゲ」
ヤスオ「ふざけんな!なら一体誰が俺の自転車を盗んだっていうんだ!」
あつし「犯人はそう……お前の弟のタカオだ」
あつしは唾を吐きました
ヤスオ「うわ、汚ねぇ! 何すんだこのハゲ」
あつし「目障りなんだよ、早くきえろやボケェ」
あつしはヤスオを無視して本屋に入っていきました
あつし「さて健全な青少年の為の健全なエロ本を探すとしますかな」
店員「いらっしゃいませー」
あつし「女の店員か……これは買いにくいぞ」
あつしは恥ずかしさをごまかすために小説コーナーへと向かいました
あつし「俺に似合う聡明な小説はどこかな」
タカオ「エロ本ハアハア」
あつし「お前はタカオ、なぜこんな所に」