前の話へ(黄身に届け 第6部 「キヨテル -KIYOTERU- 編」)
スタート
たかし「いてててー・・・うん?ここはどこだ?つーか、俺は誰だ?」
たかしは病院のベッドに寝ていた
医者「おぉー気づいたようだな!!つーか、またお前か・・・」
たかし「し、師匠ー!!!お久しぶりです」
病院にはたかし母もいた。
ついでに店員もいた
たかし母「わ、わたしのこんにゃくはどこなの!?」
たかし母はこんにゃくを握りながら言った
店員「う~ん…う~ん…ちくわぶ」
店員ははんぺんを額に乗せていた
医者「君たちは元気そうだから退院していいよ」
店員「あっ、そうっすか…行くよ、おばさん」
たかし母「誰がおばさんだクラァッ!!!あ~ん?」
医者「もう歳なんだし、あんまり叫ばないほうがいいですよ」
たかし母「テメェは黙ってろ!!!」
たかし母は医者の腹にボディブローを叩き込んだ
医者は絶命した
医者「ガハァ!!!」
たかし「し、師匠ー!?」
医者「後のことは頼んだとヤスオに伝えてくれ…」パタリ
たかしは医者の死体を窓から投げ捨てた
すると、医者は立ち上がり階段を駆け上がってきた
医者「俺も魔族と一緒に戦わせてくれ」
たかし母「お主が望むのであればよかろう…」
医者が仲間に加わった
医者を仲間にした一行は魔族たちを探して市役所に向かった
医者「婚約届を貰いに来たんですが」
職員「じゃあここに名前と印鑑をお願いします」
医者「よっしゃ!これで…て、あれ?これ片方に名前書いてるんですけど…」
職員「奥様からはすでに印鑑を押してもらってますので、後はアナタが名前と印鑑をしてくだされば離婚成立となります」
それを聞いたのは、名前を書いて印鑑を押したあとだった。
医者「そ、そんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
医者妻「そういうことだから・・・じゃあねw」
2人は30年の結婚生活にピリオドをうった
ヤスオ「お、俺はどうなるんだよっ!!」
医者「ヤスオ!!お前いたのか!?」
ヤスオ「なんか、母さんが今から面白い物見せてあげるから来いって・・・いや、そんなことはどうでもいいから、結局どうすんだよ!!」
たかし母「魔族を倒しに行くに決まってんだろっ!!!!」
ヤスオ「え?w何言ってんの魔族なんて電波過ぎるだろ・・・いるわけないじゃん科学的に考えて・・・つーか、このおばさん誰?」
たかし母はヤスオの腹に覇気をまとったパンチを叩き込んだ
ヤスオは天井にめり込んだ
ヤスオ「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
医者「ヤスオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
たかし母「ふん、オバサン呼ばわりするからだ」
医者妻「ちょっと、私の息子になんてことするのっ!!」
医者と医者の妻はたかし母に飛びかかった
しかし、医者は一撃でやられてしまった
医者「ヤスオ…お前の仇……とれなかったよ…」
ガクッ
医者の妻は医者を踏み台にしてたかし母に飛びかかった
医者妻「くらえっ!!!ギャラクシーサンダー!!!」
たかし母「ふっ、なかなかやるな!!ハリケーンカッター!!」
ドギャァァァァ!!!!
轟音と共に市役所は崩れた
しかし、まだ二人は立っていた(他の人がどうなったかは知らない)
たかし母「ハァハァ、なかなかやるな!」
医者妻「お前もな!!」
たかし「いてて、みんな無事か?」
職員「まぁ・・・なんとか・・・」
店員「ヤスオとかいうヤツがいないな…あと医者も」
たかし「そんな・・・師匠・・・生徒会長・・・」
そこにパトカーが駆けつけた
たかし「お巡りさん!!ここに人が埋まっています!!」
警察官「なんてこったい!!すぐに爆弾で吹っ飛ばそう!」
たかし「ここに運のいいことにダイナマイトがあります!!」
警察官「君、ナイスだ」
そういって警察官はたかしの手に手錠を掛けた
たかし「な、なぜ俺が逮捕されるんだ!?」
警察官「危険物を所持していたからだ!!ふぅ~ホント助かったよ、今月は検挙数が少なくて困ってたんだ」
たかしはパトカーの後ろにロープ繋がれ、引きずられながら警察署に連れて行かれました
職員「行ってしまった・・・」
たかし母は気づかないまま医者妻とバトルを続けていた
たかし母「ついに、この技を出す時が来たか!!ハリケーンカッターEX!!」
たかし「…母さん……元気でね(涙)」
たかしはどんどん引きずられていった
しかし途中で穴の開いたマンホールに落ちてしまった
たかしは着地にミスって足の骨を骨折した上に頭を強打して気絶してしまった
たかし「…………ぐふっ」
そのころ、たかし母と医者妻はまだ戦っていた
医者妻「ま、まいった!!私の負けでいい!」
たかし母「勝った・・・ついに・・・倒したぜ・・・」パタッ
店員「2人とも燃え尽きたみたいだ」
このとき、二人の間に友情のようなものが目覚めた
すると瓦礫の下から医者とヤスオが現れた
医者とヤスオは目が死んでいた
医者「う…あああ…あ」
ヤスオ「(ガタガタガタガタガタガタガタ)」
職員「あの人たち様子がおかしいわよ!」
店員「どうしたのかな?」
医者妻「アナタ!!アナタしっかりして!」
医者妻はヤスオの方を揺すった
職員「奥さん、それは旦那ではなく息子ですわ!」
医者妻「何言ってるの!!前の夫とは離婚したじゃない!!これから私は息子と結婚するんです!!」
するとヤスオの体が光り出した
店員「何あれ・・・綺麗・・・」
職員「まるで天使だわ…」
ヤスオの背中には翼が生えていた
ヤスオ「うぉぉぉぉ!!!」
ヤスオはゴッドヤスオに変身できるようになった
ヤスオ「天使になっちゃった・・・?」
医者の体も光り出した
店員「こっちのは・・・汚くない?」
医者の頭が光り輝いていた
職員「ま、まぶしー・・・」
あまりの眩しさにその場にいた全員気絶してしまいました
そのころ魔族たちはすでに世界の半分を支配していた
ピンク「ふふふ、人間なんてチョロいわね」
ホワイト「手下も増えたことだし楽勝だね」
なんと手下は2000万人に増えていた
キヨテルはその手下のボスになっていた
キヨテル「お前ら!!今から日本に行ってたかしと言う男を倒すぞ、わかったな!」
手下達「「うおぉおおおおおおおおおおおおおおおおおお」」
ブラック「さぁ行くぞ!」
手下達「「・・・」」
ブラック「なんで俺の言うことは聞かないんだよ!?」
手下達「「・・・」」
ブラック「こいつら滅ぼしてやる…」
ホワイト「ちょっとブラック落ち着いて!!」
暴れるブラックをなだめながら魔族達は日本に向かった
しかし、ブラックは行く道中、捻挫をしてしまった
ブラック「踏んだり蹴ったりだ…もう何もかも嫌になるわ(泣)」
ホワイト「ブラック…」
そして日本についたブラック達はたかしの自宅を目指した
グレー「ところで、あいつどこに住んでやがるんだ?」
ピンク「グレーが前に壊したコンビニの近くに住んでたらしいわよ」
グレー「え?そうなのか…じゃあ、なんで行かなかったんだ?」
ピンク「ホワイトのアホが海外に行きたいとか言い出すからよっ!!!」
ホワイト「え?あれは私じゃなくてブラックが…」
ブラックは払いせにキヨテルの手下達をボコボコに殴っていた
ブラック「あん?なんか言ったかホワイト…」
ホワイト「いえいえいえっ、何も言ってないわよ!汗」
ブラック「おい、ピンク…こいつなんか言ってなかったか?」
ピンク「ブラックの鼻毛伸びすぎとか言ってたわよキシシ」
ブラック「おい…ホワイト…」
ホワイトは自らの能力を使って透明になって隠れた
ブラック「見切った!!」
ブラックはピンクの目の前の場所を斬った!
その瞬間、ピンクが血に染まった
ピンク「キャアアアアア」
ピンクがレッドになった!
ホワイトは能力が強制解除されて、崩れ落ちた
レッド「ホワイトはくたばったわ!!!ふはははは」
魔族一行はホワイトを捨ておいて、日本に向かった
キヨテル「さぁ手下達よ、各地に散らばってボランティア活動をしてくるのだ!」
手下達「ははーっ」
ホワイト「復讐してやる…きっと…いつか…」
グレー「さて、俺はあの時ぶつかってきたムカつくババァを探してくるわ」
レッド「行ってらっしゃいぃいいい!!ひゃっほぉおおお!!」
グレーはたかし達の学校に辿り着いた
グレー「どこだ、あのババア…」
ゆか「おいそこのお前、金出しな!」
グレー「なんだお前は………結婚して下さい!!」
ゆかに一目惚れしたグレーはゆかに抱きつきました
ゆか「えっ///」
グレー「私をアナタの下僕にしてくらさい」
ゆか「い、いいわよ、一生奴隷にしてあげるから私から離れるんじゃないわよっ!!///」
グレー「ははーっ!!」
ゆかはグレーを手下にした
そのころ、ブラック一行は山の中で遭難していた
ピンク「松茸どこよ!?」
イエロー「松茸ならここにありますよ///」
イエローは毒キノコをピンクに差し出した
ピンク「何このキノコ…なんか卑猥…」
イエロー「ささっ、どうぞ召し上がりくださいませ」
ブラック「なんだ、松茸見つかったのか…よこせっ!!」パクっ
ブラック「ぐぁぁぁぁ!!!」
毒キノコを食べたブラックら頭からキノコが生えてきてしまった
その生えてきたキノコはなんと松茸であった
ピンク「キャー 松茸よぉ!!!いただきまーす♪」
ブラック「やめろ!!今この松茸は俺の脳に直接生えている…だから抜いたら…グロいぞ…」
ピンクはブラックごと丸呑みした
ピンク「お腹いっぱい♪」
イエロー「こ、こえー」
しかし、ブラックはテレポートでピンクの腹から出てきた
ブラック「ゲホゲホッ、お前なんて事してくれたんだよ!?」
ピンク「あなたと一つになりたかったの…///」
ピンクはそう言いながらブラックを崖から突き落とした
しかし、またブラックはテレポートで戻ってきた
ブラック「お、おま…俺になんか恨みでもあんのかっ!?」
ピンク「だって…いつまで経ってもプロポーズしてくださらないのですもの…」
ブラック「すまない、俺はグレーの事が好きなんだよ…」
ピンク「………………は?」
ブラック「いや、だからグレーの事が……ってお前なんで眉毛ヒクヒクさせてんの?」
ピンク「ごめん…私、四天王抜けるわ…アホらしい、もうやってられへんわ!!」
ピンクは泣きながら魔界へと帰っていきました
しかし、その道中ピンクは人にぶつかって転倒した
ピンク「いってーなテメェ!!!どこ見てんだよ!?」
リエ「すいませんっ!…って泣いてるんですか?どこかケガしたんじゃ…大丈夫ですか?」
ピンク「失恋したんだよ……今ムシャクシャしてるのさ」
リエ「そうなんですか…最近私もしましたよ…失恋…まさか生徒会長があんなへんたいだったなんて…」
ピンク「アナタも失恋したの……お互いツラいわね」
リエ「ここで会ったのも何かの縁です!!今から飲みに行きませんか?」
ピンク「いいわよ、アナタとは気があいそうね」
こうして二人は居酒屋へ飲みに行った
その頃ブラック達は救助隊に救出されましたとさ
第7部 完